撮影した写真がPCでは汚く表示される
感覚が古い人間のせいか、スマートフォンの撮影能力に驚くことが多い。
小さな撮影素子でどうしてこんなにもキレイに撮影できるのかとおもってしまうのだが、このあたりは画像処理エンジンの進化がおおきいのだろう。
特に暗所での撮影はGoogleのPIXELが抜きん出ているとの評判だが、そうでなくとも中華スマホを中心に夜の室内でもそれなりに撮影できてしまう。
なのだが、私の環境ではなぜかあまりうまく撮影できない。 (と思っていた)
スマホの画面で見れば問題ない写真でも、いざPhotoshopで編集しようとして開くと、これがとても汚いのだ。
どう汚いかといえば、光量がじゅうぶんでないためにのっぺりしてノイズが多く入っているという感じを想像していただければいいのかもしれない。
もちろん自分の撮影技量が非常に低いというのもあるのだが、それにしてもひどい。
原因は古いPhotoshopのスケーリング対応状況か
だが、先日たまたまWindows付属のビューワーで開いたところ、スマホの画面と変わらない画像が表示されたのである。
試しにPhotoshopで開いて保存したファイルをビューワーで開いてみたが、これも同じように表示された。
考えてみれば、スマホから写真ファイルをPCに転送し、Photoshopで開くという行程ばかり。 だとすればこれはPhotoshopに問題があるのではないか。
現在、使用しているのはLGの27UL500-Wという27インチの4Kディスプレイである。
さすがに27インチで4Kの高解像度で使用するにはサイズが足りないこともあり、スケーリングを150%に設定して使用している。
だが古いアプリケーションではこのスケーリングを想定していないためメニューなどが小さく表示されてしまうのだ。
そして私が使用しているPhotoshopはCS5.5という古いバージョンでやはり対応はしていない。
これらのソフトウェアはプロパティの互換性から高DPIの設定でシステム(拡張)を設定してやれば対応することが多く、PhotoshopCS5.5もこの設定で使用している。
そこでもしやこれが原因なのではとPhotoshopのプロパティから高DPIの設定を解除してやると、メニューは小さくなってしまうが、画像はスマホやビューワーと同じように表示することができた。
どうやらメニューだけでなく、編集する画像までスケーリングされてしまうようだ。
Windows10のシステムビューワでははじめからスケーリングに対応済のため問題が生じなかったのだ。
ただひとつ謎なのは、その後、試しに高DPIにしても同じ症状が起きたり起きなかったりするのだ。
それを考えるとPhotoshopだけでなくビデオカードのドライバの問題もあるのだろうか。
素直にサブスクリプションが無難か
編集後の画像で問題なくても編集中の段階で画像が変に拡大されていれば作業に差し障りが出てしまうだろう。
私自身はPhotoshopをはじめとするAdobeのソフトはそれほど作業量が多くないため、設定を解除してもそこまで困ることはないが、仕事などで長時間活用する人には辛い環境だ。
Photoshopも現行はサブスクリプション版になってしまうが、Adobe Creative Cloudならばスケーリング対応済みのため問題は起きないはずで、使用時間が長い人ならば素直にAdobeのサブスクリプションを契約するべきかもしれない。