oregano note

シンプルで合理的な生活

2017-01-01から1年間の記事一覧

ビジネスユースにLogicool GのゲーミングマウスG403 Prodigy Gaming Mouseを使用する

1年ほど前までロジクールのM705というコードレスマウスを使用していた。試用期間は3年程度だが、ハードに使用していることもあって、この春ぐらいには摩耗を感じるようになっていた。別にチャタリングなどがでているわけではないし、M705に不満はないのだが…

ビットコインFXなるリスクにリスクを重ねた市場に手を出す前に

先月からネットをさまよっているときに、ビットコインFX関係の広告が出ることが多くなった。国内の大手取引所でも、ビットコインをはじめとするFXを取り扱うところが増えている。ビットコイン自体、あれよあれよと言う間についに200万円の価格をつけ、時価総…

砂糖の功罪と和菓子が今でも甘い理由

先日、砂糖が健康に与える影響についての研究に対し、砂糖協会が大学への資金を打ち切り、論文も出させなかったというニュースが出ていた。 www.huffingtonpost.jp 砂糖に限らず多量の摂取が害になるものは少なくないので、研究の内容自体はそれほど驚くべき…

ビットコインなどの仮想通貨が現金の代わりになるための2つの壁

しばらく前から、店舗でのキャッシュレス化、というか、現金払いを止めていこうという言論が少なからず存在する。これには反対する論も多いのだが、手間のかかる現金払いをやめて、クレジットカードや電子マネーといった支払手段を中心にすべきであるという…

秀吉も家康も尾張徳川家も。日本史の建築を支える木曾の山林

現代の日本では海外から低価格の木材が輸入されることもあって、国内の山林は管理のために伐採はされても、輸送コストから放置されるものもある。バイオマス発電などこうした木材の利用は考えられているが、あまり森林資源が活用されていないのが現状だ。 し…

4はしっかりしていて5は適当なものって? 戦国四君と春秋五覇

今日は小ネタ。 人気歴史マンガのキングダムには趙の三大天なる用語が登場するが、この称号は記憶になく、おそらくは原さんの創作なのだろう。趙には恵文王の時代に、廉頗、藺相如、趙奢という3人の功臣が存在しており、そこから着想したとおもわれるし、実…

閲覧者のブラウザでの仮想通貨のマイニング問題とモナコインの投げ銭文化

先月、有名ブロガーをはじめとする幾つかのサイトが、自身のブログに閲覧者のPCに仮想通貨のマイニングを行わせていたことが批判された。閲覧者に無許可で、あるいは拒否したものの実際にはPCを利用されてマイニングされていたことに加え、彼らがあまり評判…

それからの戦国大名たち。滅亡してからが本番

戦国大名といえば武田勝頼や浅井長政のように、滅亡とともに戦死、あるいは自決してその生涯を終えるイメージがあるかもしれない。だが、案外、そうでない者も少なくない。豊臣政権以降になれば臣従する者も多かったが、それ以前の戦国期にも降伏や逃亡で命…

若者のクルマ離れと言われる時代に暁生カーのイメージは通用するのだろうか

唐突だが暁生カーというのをご存知だろうか。 90年代の後半につくられた、アニメ「少女革命ウテナ」で、その登場人物で理事長である鳳暁生が所有する赤いスポーツカーを称した言葉である。このクルマは子供には手に入らない恵まれた大人のためのもの、強い大…

台風の傾向が変わってきているのだろうか

先日の超大型の台風21号では、強風と大雨の影響により各地に甚大な被害をもたらすことになった。私の住む東海地方でも、数日前から天気が悪く雨が降り続き、深夜にはついに避難勧告まで出されるほどだった。 このあたりは土地が高く川の氾濫による影響はまず…

Huaweiの Mate 10 Pro が日本で販売される意義

10月16日、ドイツのミュンヘンにてHuaweiが発表した Mate 10 / Mate 10 Pro で、Mate 10 Proの1次発売国に日本が登場していた。すでに Mate 10 の発売がインタビューで伝えられていたが、特にどのモデルかは明言されておらず、Mate 10 Proが先に発売される形…

実印を使用時のみ登録しすぐに廃止する方法は本当に有効なのか

電子化の時代とはいえ今でも印鑑文化は健在である。古い時代の名残と指摘されつつも、それに変わる認証もなかなかない。サインもまた偽造されやすく、生体認証はまだ日が浅い。寝ている間に指紋認証でスマホの....など、まだまだ穴も少なくない。 個人の印鑑…

ペダルをMKS三ヶ島のBM-7に交換した

趣味と実益(体力維持)を兼ねて自転車に乗っているのだが、現在のクロスバイクでは購入直後から不満な点がひとつあった。それがペダルである。小さいし足が滑ることがある。さらに最近では時折、ガキッという音がして心臓に悪い。 そこで前々からペダルを交換…

クロネコヤマトが賃金アップよりも再配達を減らす方針を採る理由

私の会社はもう20年ほどクロネコヤマトと契約している。入れ替わりもあるが、顔なじみのドライバーの方も何人かできるわけで、時折、世間話などをするのだが、近頃の話題といえばやはり宅配業界のことだ。あまりナイーブな部分には触れにくいとはいえ、実際…

技適にまつわる現状と落とし所

Pixel2の件は2回ほど記事にしたが、前回に本当は各予定だった技適制度について。Pixelが販売されない件については、技適制度が原因ではないかと批判する声も多かったので、昨年改正された技適制度や総務省の方針の推測、そして落とし所を書いてみる。 昨年の…

刈谷の和菓子店「荒川菓子舗」

お茶席に出すような、いわゆる銘店の和菓子というのは甘い。愛知県下ならば、半田の松華堂などが有名だが、やはり甘さが強いお茶席に出すことを前提のために抹茶との相性もあるし、昔ながらの製法では保存のためにも甘さが必要だから仕方がないし、菓子好き…

Googleにとって日本の優先度は低いが無視しているわけでもない

Google の Pixel 2 が現時点で日本で発売されないことは、思った以上に話題になっている。初代Pixelが発売されなかったときは、AIの日本語化待ちという説もあり、Google純正のハイスペック端末を求める層には今度こそという思いがあったのも影響しているだろ…

陳平と再分配

数年前から再分配という言葉は社会のテーマとなっているが、それをきいて思い出すのは陳平のことだ。お金の話、の人ではないというのは定番のネタだっただろうか。秦から漢の初期に生きた政治家である。 もっとも楚漢戦争、つまり項羽と劉邦の時代の人という…

金山の洋菓子店「タルトパティスリーチョチョッ」

久しぶりに甘いものを手土産にいただいた。名古屋は金山にタルトパティスリーチョチョッという店のタルトである。話を聞くと、どうやら本店は滋賀県で、最近名古屋に進出してきたようだ。 滋賀から名古屋に出てきたお店といえばクラブハリエがイメージされる…

Google の Pixel 2 / Pixel 2 XL が日本で発売されない理由

昨日GoogleのスマートフォンPIXELシリーズの新機種 Pixel 2 と Pixel 2 XL が発表された。現行モデルが日本で発売されなかったこともあり、ハイエンドのSIMフリースマホを狙うユーザーの間では今回のモデルへの期待は高かったが、今回もまた発売国に日本は入…

MVNO事業はそこまで苦境なのか?

フリーテルブランドを展開するプラスワン・マーケティングの楽天モバイルへの身売りのためか、MVNOの今後について悲観的な記事をたびたび見かけるようになった。 news.mynavi.jp 上記の記事では、フリーテルの他に、同等の会員数を集めているビッグローブが…

本能寺の変の足利義昭黒幕説、あるいは室町幕府再興説について

本能寺の変の動機についてはもう諸説紛々であり、定期的に新しい史料が発見されたというニュースが登場する。先日も新たな証拠として土橋重治宛光秀書状の原本が見つかったというニュースが報道されていた。 www3.nhk.or.jp 発見者である三重大の藤田達生先…

実売5000円イヤホンの魅力 final E3000

イヤホンを買い替えようとおもったのは半年ほど前である。これまで長い間 Westone の Westone 4 というイヤホンを使用していた。今でこそインフレ化が進み、10万20万のイヤホンもポンポンと発売されているが、BAドライバを低音に2基、中音と高音にそれぞれ1…

日本の中世に発達した特異な贈与経済を紐解く 中公新書『贈与の歴史学』

今の経済を論じる人というのは、どうも攻撃的な人間が多く、自己主張ばかりで特にネットではわけの分からない状態だ。贈与経済なる言葉も、なぜか脱成長という概念に括られてしまったり、極めて狭い定義で語られ、本来の意味からも遠く離れ、争いの種になっ…

史学的なファンタジー戦記、カトウコトノ『将国のアルタイル』

好きな作品だが、人にすすめる際になぜか欠点から話してしまう。そんな作品がいくつかあるが、将国のアルタイルもそのひとつだ。 将国のアルタイルは、今年で連載10周年を迎えたカトウコトノによる本格的なファンタジー戦記。現在アニメ化もされ、放送されて…

iPhoneがフォロワーになった日。けれどもそれは林檎の収穫の時期

2017年の新しい iPhone の発表は衝撃的だった。 これまでなにかしら、特にナンバリングが変わる年には、新しいなにかを搭載してきたはずのiPhoneがそうではなくなってしまったからだ。デザインや機能はどこか中華スマホでみたもので彩られていた。 そんなこ…

過疎地の居住に対する「インフラのフリーライドという批判」の批判とコンパクトシティについての雑感

日本において、人口減少にともなう問題が訪れることは、近い将来避けられない状況だ。すでに空き家の増加や、首都圏ですら過疎化が起こりつつある地域が出はじめている。その一方で、人気のある都市部ではさらに一層の過密化が進みつつある。 こうしたなか、…

スマートフォンの性能を左右するSoCの今

スマートフォンをチェックするときに、やはり今でも最初に注目するべきはSoCになる。なぜか日本のキャリアは公開したがらないが、スペックがハードのすべてではないとはいえ、スマートフォンの立ち位置は、採用するSoCにあらわれている。SoCをみれば、そのス…

洗濯機の黒カビ対策でせっけん洗濯の悩みを解消する

これまでにも書いたが、せっけんによる洗濯が好みである。 しかしせっけん洗濯には化繊の高機能衣料との相性のようなデメリットもある。特に問題なのが、洗濯槽がカビやすいということだ。 我が家も古い洗濯機(20年以上前の三洋製)のせいか、春から秋にかけ…

桶狭間の戦いは今川対六角だったという空想で遊ぶ

※これから書くことは、あくまでも都合のいい解釈だけで構成した妄想という名のお遊びです。 最近では刀剣がらみでもずいぶんと有名になった名古屋市東区の徳川美術館だが、現在開催中(10日まで)の特別展「天下人の城」で、同緑区の長福寺所有の桶狭間合戦討…