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シンプルで合理的な生活

卓上シーラーを富士インパルスP-200に買い換えた話

料理やお菓子作りが好きな人ならば、シーラーを頻繁に利用している人は多いのではないだろうか。
多くの人は3000~4000円程度のクリップシーラーを使用しているのだろうし、最近では簡易的なシーラー自体は100均(といっても300円とかだったりする)でも売っている。
OPPやプチプチなどもシール可能で、小物の荷造り梱包にも利用できるため、個人ユースだけでなくビジネスまで工夫次第でさまざまな用途に使用できるすぐれものだ。
 
もし頻繁にシーラーを使うのであれば業務用途の使用も考えられている1万円台の卓上シーラーの方をおすすめしたい。
卓上シーラーのほうがシールする力が強いというのもあるが、耐久性の問題もある。
シーラーは頻繁に可動するパーツがあり高熱が発生する機器のために各部にかかる負担が強い。
その昔、東急ハンズでこうした簡易シーラーを購入したが、やはり数ヶ月で壊れてしまった。
価格の差はたいていこのあたりに影響している。
 
今は個人ユースのシーラーでもオプションパーツを販売しており交換することでより長く使うことができるのだが、交換では済まない部分の耐久性はどうしても影響してくる。

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卓上シーラーはもう10年以上使用しているのだが、年末に富士インパルスのP-200という卓上シーラーに買い替えたこともあり、ここからはそのレビューを。
 

富士インパルスに買い換える

以前使用していたのはHAKKO 802というシーラーである。
スーパーの生鮮食品売り場などでの仕様も想定しており、もう記憶に無いほど前に購入したもので、もうかなり長い間使用していた。
もともとは顧客へのサンプル送付の際に、小さいOPP袋に詰めてシーラーで封をして送っていたのだが、それこそ薄手のアルミ袋くらいならシール可能のため、サンプル作成が必要でなくなってからもなにかと便利に使用していた。
 
OPP袋にシュレッダーで裁断したカラー用紙を詰めてシールし、簡易パッキングを作成したり、贈答品のラッピングに使用したり、ラミネーターがわりにしてみたり、果ては休憩中に残ったお菓子の保存にまで使用していたのである。
 
こうして長年愛用してきたのだが、今年に入り、うまくシールできなくなってしまった。
ヒーター線やテフロンテープといったパーツを入れ替えてもだめで、部分的にしかシールできなくなってしまったのである。
 
HAKKOのサイトを見ると、当時の製品はすでに10年以上前に発売中止となっており、さすがにもう新しいものをと考えて買い替えを決意した。
 
新しい製品としてFV-802というのが出ておりこちらを検討したのだが、同じくシーラーでは名のしれたメーカーで富士インパルスのP-200という製品が気になった。
以前のHAKKOのシーラーはいかにもな業務用な無骨なデザインである。
FV-802ではホワイトを基調にしたかなりやわらかないデザインになったが、富士インパルスのP-200はさらにソフトな印象だ。
 
シールだけでなく溶断用のヒーター線も同封されており、このあたりもHAKKOの製品と同じである。
 
実際に使ってみて変わったところと言えば、シール時にこれまでぶおーんという音がしていたが、それが無音になったところか。
またシール箇所が周りより低くなっているため、袋が置きやすく、片手で抑えるだけでズレにくい。
 
今回、富士インパルスの方を選んだのは、別のメーカーのシーラーを使ってみたいという好奇心もあったのだが、この機種は、カラーリング違いでいくつかのメーカーからも同等品が販売されており、今後パーツの入手がしやすい可能性が高いのではないかという目論見もある。
またP-200の方が全体的にFV-802よりひとまわり小ぶりというのも大きかった。

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HAKKO 802との比較
ただどちらのシーラーも評価の高い定番商品であり、どちらを選択しても後悔はしないのではないかとおもう。
 

頻繁に使うなら卓上シーラーを

このクラスの卓上シーラーは業務用ながら家庭用途も意識した製品であり、基本的な機能はクリップシーラーとそう変わらない。
メリットは耐久性、シールできる素材の厚さ、溶断ヒーター線への取替えなどで、デメリットは価格とコード、そして置き場所だ。
それさえ確保できるならば、長期的に見て据え置き型の方がコストパフォーマンスと応用力は上になる。
 
金額にして3倍ほど異なるが、頻繁にシーラーを使うならば、HAKKOのものもそうだが、負荷の高い道具であるからこそ、1万以上の金額を出す価値はあるのではないだろうか。